大切なペットのために備えておきたい防災グッズ7選!
地震や台風などの、想像以上の被害をもたらす自然災害が増えてきています。
防災グッズは日々進化し、災害に備えて用意している方は多くなっていますが、大切なペットのための防災グッズまでしっかりと準備できている人は少ないようです。
万が一の時のために・・・ここでは、大切なペットのために備えておきたい防災グッズを7つ紹介します。
目次
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1、災害時には、ペットはどうなるの?
防災グッズを紹介する前に、万が一の時のことを少しだけ考えておきましょう。
飼い主はペットに対しての責任やペットの安全を守ることはもちろんですが、避難先で周りの人が不快にならないように配慮することも大切です。
実際の有事にはペットのためにどうすれば良いのか、迷うこともあるでしょう。防災グッズの準備だけではなく、どのように避難行動をとるのかも、普段から考えておくようにしましょう。
災害時のペットとの行動については、
環境省が「ペットの救護対策ガイドライン」を作っています。こちらに災害時のペットとの行動についてや、普段からどのようなアイテムを用意しておけば良いのか、前もってチェックしておきたいことが全て書かれています。
ここで紹介する「防災グッズ」と併せて、こちらのガイドラインも是非確認しておきましょう!
2、ペットのための防災グッズ
(1)キャリーバッグ&ケージ
キャリーバッグやケージは、ペットを飼っている方はほとんどが持っていると思いますが、家から出ない猫などを飼っている方は、用意していないこともあるようです。緊急の際に持ち運んで避難するためのキャリーバッグやケージは用意しておきましょう。
ポイント
普段から使っているキャリーバッグやケージを持ち出せるようにしておいても良いですが、災害時の避難は危険もありますので、キャリーバッグは両手が自由に使える物など安心できるものにしましょう。ただし慣れているバッグの方が、ペットが安心することができます。
また、大型犬などの場合は、避難先でも使えるようなケージもあると良いでしょう。例えば、折り畳み式などの収納スペースも取らないケージもあるので、普段は使っていなくても用意しておくと便利です。
(2)ハーネス&リード
犬を飼っている方の多くは、常にハーネスかリードを用意しているでしょう。しかし、こちらも猫を飼っている方は、ハーネスもリードもないという方が多くなっています。防災グッズとして、ハーネスかリードを準備しておきましょう。
ポイント
避難する時は、キャリーバックなどに入れて一緒に避難すれば良いのですが、避難先では、いつもと違う環境に興奮し、目を離した時に逃げてしまうかも知れません。お散歩をさせたらする際の逃走防止に必要です。
また、避難先では動物が苦手な方が不快な思いをしないよう配慮するため、ハーネスやリードで自分の周りから離れないようにしておきましょう。
(3)ペットフード(3~4日分)
数日分のペットフードは準備しておきましょう。避難先にしばらく経てばペットフードが届けられることも多いですが、それも避難所によります。避難先に支援が届くまでの十分な「つなぎ」分は確実に必要です。
ポイント
最近は保存の効くものや、少しの量でも1日に必要な栄養が摂取できるペットフードなどがあります。そのような物を用意しておきましょう。折り畳み式の食器などもあれば、より便利です。
ペットフードが避難先に届くまでの時間も短くなってきているようですが、被害の状況や交通事情にもより、確実ではありません。そのため、10日分程度は準備しておくことをお勧めします。
(4)トイレ用品
一般的な避難先は、学校の体育館などになります。そのような避難所の場合は ペットは車の中や、校庭のテントなどになりますので、ペット用のトイレは必ず用意してあげましょう。
ポイント
避難先では衛生管理が重要で、人間のトイレ問題も課題となっています。それだけに、ペット用のトイレ用品は確実に用意しておきたいグッズです。
最低でも「トイレシート」と排せつ物を処理するための「処理袋」くらいは用意しておきましょう。余裕があれば、除菌シートや消臭スプレーなどもあれば良いでしょう。
避難の期間が長引くことを考えると、多めに用意しておくことが良いと言えます。また、避難先でペット用品を必需品として頼みにくい場合でも、大切なことですから出来るだけ頼むようにしましょうね。
また、トイレシートが無くなった場合や、消臭にも役立つので、ラップを用意しておくのも便利です。
(5)ペット用の靴
出典:https://item.rakuten.co.jp/
地震などの災害では、足元に危険な物が落ちているおそれがあります。ガラス片などがあれば、ペットの足を傷つけてしまうかも知れません。人間が抱いたり、キャリーバックに入れたりして避難しても、どこでケガをするか分かりません。
ポイント
ペット用の靴は、履くのを嫌がる子もいますが、足元の安全を考えると、履かせておく方が安心です。ガラスや瓦礫が散乱しているなど、危険な物が落ちているリスクに備えて「ペット用の靴」を履かせて避難することが良いでしょう。
履き慣れていないと嫌がりますので、普段から靴を履かせても嫌がらないような練習をしておくと良いですが、最悪の場合はハンカチなどとともに、「くっつく包帯」などを巻きつけて、ペットの足を保護しましょう。
(6)バスタオル(タオル)
台風などの災害時には、ちょっとした移動の時にぬれてしまうことも考えられます。吸水性の高いタオルを用意しておきましょう。
ポイント
ポイントはペットの大きさに合わせ、大型犬であればバスタオル、小型犬や猫であればフェイスタオルなどを用意しておくことです。
タオルはペットの寒さ対策にも使えますし、ケガをした時には一時的な止血にも使えます。もちろん救急セットのような物があれば良いのですが、様々な用途に使えるため、吸水性の高いタオルを必ず用意しておきましょう。
(7)避難ジャケット
出典(犬用):https://item.rakuten.co.jp/be-kan/10001212/
ペットに着せて避難できる、安全なジャケットも出ています。
ポイント
これらの商品であれば、避難する時にペットに着せるだけで安全に避難できます。防火素材ですので、万が一の避難時には活躍します。また、水やフードなどもセットになっており、抱っこや担架としても機能もあるので、とても便利です。
出典(猫用):https://item.rakuten.co.jp/be-kan/10001209/
3、困った時には?
ここまでペットのための防災グッズを7つ紹介しましたが、これで十分なのか、他にはどんな物を用意すれば良いのか、迷ってしまうこともあると思います。そこで「防災グッズのセット」を購入するという手段もあります。
出典:https://item.rakuten.co.jp/
この商品は、ペットフード、水、トイレ用品などがセットになっています。全てが収納できるバックがついていて、それを持って避難すれば良いので慌てずに済みますね。
また避難所から逃げ出した場合や、避難の途中ではぐれてしまうケースも考えて、ペットの写真も用意しておきましょう。スマホなどの写真は、バッテリーが切れたり、壊れてしまったりすることも考えられますので、念のため写真を用意しておきましょう。
首輪に鑑札や迷子札をつけるという方法もありますが、外れてしまうことなども想定されます。マイクロチップを入れておくとはぐれた際に安心でき、ペット保険などで割引の対象でもあるので、興味のある方は参考にしてみてください。
環境省(マイクロチップ):https://www.env.go.jp/
まとめ
ペットのための防災グッズも、一つ一つを用意するのは大変ですし、いざという時に、スムーズに持ち出せなければ意味がありません。一つのバッグにまとめて、玄関先に置いておくなどすると便利です。(またペットフードなどが古くならないように、普段はそのバッグから順次使って、補充するなどしておけば、いざ避難する際に賞味期限切れということを防げます)
自分が大切なペットと避難した時のことを十分に考えて、普段からどのような行動をとるか、どんなものが必要になるのか、頭の体操をしておきましょう。
防災グッズを準備する際の参考になりましたら幸いです。
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