Hundephysiotherapie

ペットの診察をしてくれる動物病院は沢山見かけますが、体の機能を取り戻すためのリハビリテーションを行ってくれる施設はなかなか知られていません。

簡単なリハビリは行ってくれる病院はありますが、重症のペットのリハビリが出来るような施設が整っている病院は少ないので、リハビリを諦めてしまう方も多いようです。

病気やケガで、思うように動けなくなってしまった場合でも、少しでも以前のように元気にお散歩ができるように。ここでは犬や猫のリハビリが行える「動物のリハビリセンター」をご紹介します。

 

 

 

 

目次

1、動物のリハビリテーションに関する基礎知識

2、動物のリハビリセンター4選

(1)ベイサイドアニマルクリニック

(2)YPC東京動物整形外科病院

(3)埼玉動物医療センター

(4)D&C Physical Therapy
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1、動物のリハビリテーションに関する基礎知識

近年、人間のみならず、動物に対してもリハビリテーションを行う有用性が認められてきています。海外では動物のリハビリテーションについての研究が進んでいて、専門知識を持った「獣医師」と「理学療法士」が手を取り合い、リハビリテーションに取り組んでいます。多くの動物が体の機能を回復させています。

日本では「動物理学療法士」がリハビリテーションの現場で活躍していますが、海外の方が研究が進んでいるということで、いくつかのリハビリテーションの現場では「CCRP(Certified Canine Rehabilitation Practitioner)」を取り入れています。

この「CCRP」は、アメリカのテネシー大学で行われる講義や認定試験を経て得られます。特にアメリカでは認定試験に合格した「CCRP」によってリハビリテーションが行われています。

また、アメリカには、犬のリハビリテーション協会CRI(Canine Rehabilitation Institute)が認めている資格もあります。こちらの協会が講習と実習を行い、その後の認定試験に合格すると「CCRT」や「CCRA」が取得できます。

CCRT(Certified Canine Rehabilitation Therapist)は獣医師と理学療法士が取得できる資格で、CCRA(Certified Canine Rehabilitation Assistant)は理学療法助手と動物看護士が取得できる資格です。このような資格をもつ方が日本でも既に活躍しています。リハビリが行える動物病院を探す場合に、このような資格を持つ人がいるかどうかも参考の一つにしてみてもよいかもしれませんね。

 

 

 

 

2、動物のリハビリセンター4選

 

(1)ベイサイドアニマルクリニック

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出典:http://minami-ahg.jp/

 

横浜市にある動物の総合病院です。三重県にある「南動物病院」のグループで「南動物病院グループ」として経営されています。最先端の治療や診察に取り組んでいて、一般的な1次診療から高度医療(2次診療)まで受けることが出来ます。動物の「しつけ教室」などもあり、かかりつけ医にしておくと幼犬時代からシニアまで見てもらえる病院となりそうです。

 

① リハビリの特徴

病院自体が高度医療に対応していて、重症のペットであっても対応してもらえることが多いようです。また、クリニックの近くに「動物リハビリセンター」があり、リハビリはこちらで行われます。

動物リハビリセンターには大型水中トレッドミルが2台、フィジオロール、バランスボード、高圧酸素療法カプセルなどがあります。フィジオロールはバランス訓練・感覚回復などに使われ、バランスボードは体幹筋力強化などに使われます。

他にも、レーザー治療機、電気刺激装置+治療用超音波装置複合機があり、こちらは電気による「疼痛緩和」が可能とのこと。また「筋繊維・筋肉組織・関節などをほぐす効果」もあるようです。有資格の獣医師などが対応を行います。

 

 

② アクセス

ベイサイドアニマルクリニック 動物リハビリセンターの所在地は「神奈川県横浜市神奈川区神奈川1丁目5-31トモイビル1F」です。ベイサイドアニマルクリニックとは場所が違うので、ホームページで十分に確認しておきましょう。また、リハビリは予約が必要です。

診療は日曜・祝日も行われています。初診の場合は予約が必要ないので、まずは来院して相談してみましょう。

 

 

③ ホームページ

http://minami-ahg.jp/

 

 

 

 

(2)YPC東京動物整形外科病院

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出典:http://www.yamaguchi-pc.com/

 

股関節全置換術によって、股関節に起因する病気に特化した病院で、人工関節を活用していますが病院の手術実績は年間で500症例以上あるようで、評価を得ています。

他にも、肩関節、肘関節など、動物の運動機能に大きな影響を与える部位の治療に特化していて、多くのペットがこちらの病院を訪れています。また、手術後も獣医師と理学療法士が常在するリハビリ施設で、リハビリを行うことが出来ます

 

① リハビリの特徴

こちらの病院で「基礎疾患の治療を受けたペットのみ」がリハビリを受けることができます。ペットの歩き方がおかしい、違和感があるなどの症状が出た時に診察して手術などになった場合、術後のケアとしてリハビリしてもらえます。

リハビリは、冷却療法、他動的関節可動域運動などの徒手運動がメインで行われ、現在、水中トレッドミルが導入されているので、歩行訓練なども行えます。獣医師と理学療法士の指導のもとで、リハビリが行える環境のようです。

 

 

② アクセス

YPC東京動物整形外科病院の所在地は「東京都江東区大島7-1-13」です。日本動物病院協会(JAHA)の認定病院でもあります。

日曜・祝日の午後は休診ですが、それ以外の時間帯は診察が受けられます。ただし、診察前に予約が必要です。必ず電話による予約をしてから受診しましょう。

こちらの動物病院は、他の動物病院から紹介してもらえる場合もありますので、気になる場合には、かかりつけ医の獣医師に相談してみましょう。

 

 

③ ホームページ

http://www.yamaguchi-pc.com/
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(3)埼玉動物医療センター

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出典:http://www.samec.jp/

 

一般診療と専門診療が、一つの病院で受けられる動物病院なので、受診後に専門的な診療まで受けることが出来ます。

リハビリテーションを行うスタッフも、上記の「CCRP」を取得した専門のスタッフによって行われるため、海外の進んだリハビリを受けることができます。また、健康維持のための運動や、老齢のペットのための指導なども、広く利用されているようです。

 

① リハビリの特徴

こちらでは、運動療法、温熱・寒冷療法、マッサージ、水中運動療法(水中トレッドミル使用)など、一般的に行われているリハビリはほとんど受けることができます。一般的にリハビリテーションは疾患に対して行われますが、ここでは「肥満対策」や「老齢動物の運動機能維持」などにも対応してもらえるため、ペットの運動機能が衰えてきたと感じた場合に、健康診断を兼ねて病院を受診し、リハビリテーション科に通えるというメリットもあります。

スタッフは「CCRP」を取得した獣医師や理学療法士を始め、動物看護士などが複数いるようなので、心配な症状がある場合は相談してみましょう。

 

 

② アクセス

埼玉動物医療センターの所在地は「埼玉県入間市狭山台118」です。

リハビリテーション科は、火・金・土曜のみです。また、完全予約制になっていますので、必ず電話か受付で予約を行う必要があります。詳しくは病院のホームページを確認しましょう。

総合診療は、火曜日は予約のみですが、それ以外は日曜祝日も診療が行われています。緊急時にも対応してもらえるので、まずは病院に連絡してみましょう。

 

 

③ ホームページ

http://www.samec.jp/

 

 

 

 

(4)D&C Physical Therapy

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出典:http://animalreha.jp/

 

こちらは、日本初の「リハビリテーション専門の動物病院」で、「CCRP」を取得した獣医師が開院しています。ゼファー動物病院、YPC東京動物整形外科病院からのリハビリテーションも行っています。複数の病院から信頼されているリハビリに特化した病院で、各メディアでも、「頑張りすぎないこと、諦めないこと」を念頭に置いたリハビリが取り上げられました。

 

① リハビリの特徴

リハビリの種類は、バランスボール、電気鍼、EMS/US、トレッドミルです。

バランスボールは、フィジオロールというボールを用いて、バランス感覚、筋力アップなどを試みていきます。起立が難しい場合の起立訓練も兼ねています。電気鍼はツボを刺激することにより、疼痛の緩和作用などがあるとの事。眠ってしまう犬や猫も多くいるようです。

EMS/USは筋肉をほぐす効果を得るために使い、トレッドミルは歩行訓練などに活用されています。

 

 

② アクセス

D&C Physical Therapyの所在地は「東京都杉並区和田3-60-10」です。それぞれのペットにより、必要となるリハビリが違うため、完全予約制です。休診や診察時間変更などもあるため、ホームページの予約フォームを確認した方が良いでしょう。基本的には「月曜~水曜は休診」です。

 

 

③ ホームページ

http://animalreha.jp/

 

 

 

 

まとめ

Havaneser Hund rennt auf einer Wiese

 

ここでは、関東近郊にあって重症のペットも受け入れてくれる動物病院を中心に紹介しました。しかし、病院の都合や予約の状況などで、受け入れが困難と判断される場合も考えられます。必ず病院に連絡を入れてから、相談をした上で来院するようにしましょう。

リハビリが行える動物病院は、まだ数が少なく、良いリハビリが行える病院を探すのも困難ですが、ペットの負担になりすぎない程度に注意深く様子を見守りながら、少しでも症状が改善できる方法を探ってくれる施設を探しましょう。
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